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​カナダの気候情報

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世界第二位の国土面積を持つカナダは地域によって気候も様々です。カナダ全体として日本のように四季はありますが、季節ごとの特徴は地域によってバラバラです。細かく説明するとカナダの気候区分は主に5つのエリアに分けられます。

 

ウェストコースト
ウェストコーストはバンクーバー、ビクトリアなどブリティッシュコロンビア州を中心とした地域のことを指します。こちらの気候は西岸海洋性気候です。西岸海洋性気候の特徴は乾燥していて快適な夏と雨が多い冬です。夏は暑くても28度ぐらいまでしか上がらず、冬も氷点下になることはあまりないので日本の服装をそのまま持ってきても十分に過ごせます。

 

プレーリー
アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州など西側のカナダ内陸部を指します。一年の半分以上が冬です。冬は日本よりも寒く、最も寒い日でマイナス30度ぐらいまで気温が下がることもあります。フェーン現象と呼ばれるチヌーク風という暖かい風が吹く日には、気温も20℃近く上がります。とにかく気温差が激しいので体調管理に注意しましょう。夏の日中の最高気温は通常20～25℃ほどですが、最も熱い時期は30℃台になることもあります。

 

セントラルカナダ
トロント、モントリオール、ケベックシテなどを指します。夏は平均気温が22度で比較的過ごしやすく、最高気温は上がっても30℃前半のため、日本ほど猛暑という日はないです。冬は積雪が多く底冷えがする寒さです。積雪があるため靴よりもブーツがおすすめです。平均気温が氷点下となり、氷点下を超える日があると暖かく感じてしまうほどです。

 

アトランティックカナダ
ノバスコシア州、ニューファンドランド、プリンスエドワード島などの大西洋沿岸、ユーコン、ヌナブト、イエローナイフなど北極海沿岸地域を指します。ノバスコシア州、ニューファンドランド、プリンスエドワード島は夏は快適で最高気温も23℃、平均で18℃前後です。半袖１枚か上に羽織る物一枚で過ごせます。
冬の寒さはトロントとほどは寒くはないですが、それでも１月・２月は-３℃前後になりますので、ニット帽、手袋、マフラー、ブーツは必需品です。

ユーコン、ヌナブト、イエローナイフなどオーロラで有名な北極圏に入る地域は他のどの地域よりも寒いです。夏の平均気温は15度前後、最も寒くなる10月から4月まで平均気温は氷点下で、12月から２月までは-20℃を下回るため、通常の防寒対策では不十分です。